㈱鬼柳の山口です。

本日御紹介するのはこちら!
DSC00563

スイベル式ラチェットレンチです。
機能は普通のラチェットレンチと同じですが、首が180度に動くので
任意の場所で角度が調整できます。

これなら、工具が入りづらい狭い場所のメンテナンスも、角度を変えて
ボルトにアクセスできるので工具を変えたり、ソケットを変えたりしながら
作業をすることなく一発でアクセス出来てメンテナンス時間の短縮につながります。

と、口で言うのは簡単だろ?というかたもいらっしゃると思われるので
ならば実践してみようと社内随一の不器用といわれている自分が
使ってみることしました。

しかし何に使ったらいいのだろうか?と対戦相手を探していたら
うってつけの対戦相手が見つかりました。

 DSC00574
そう、車のエンジンルームです。

狭い所にぎっしりといろんなものが詰まっていて、ボルトもあちこちに
付いているので、車のメンテナンスに使ってみることにいたしました。

作業は、エアクリーナーの交換と周辺の清掃です。

以前にオイル交換をお願いした際、ボンネットを開けている時に
ふとエアクリーナーのボックスを開けてみると白いフィルターが汚れていて
虫なども吸いこんでいました。

こいつは最悪だということで、今回のチャレンジに。

ただ外すだけではなく、ボックス周辺も清掃する事にしました。

実際、外すといっても覗き込むとあちこちにボルトがあり、簡単な上部などは
普通のラチェットレンチで外せましたが、やはり意地悪なボルトが数か所。

普通のラチェットでは回せず、いよいよスイベルにソケットを差し込んで
チャレンジしました。

  DSC00570
ボックス下部にある固定ボルト。 写真では分かりづらいかもしれませんが
ラチェットを挿した真横にはアツアツのエンジンがあり、90度のラチェットでは
回せません。

スパナもミニを使ってみましたが、ボルトが硬いので力が入らず
スイベル式ラチェットレンチでアクセス。

力を入れると最初は硬いボルトがグニッと回りだしたのであとは緩めて外すだけ。

 DSC00569
こちらも、90度よりも若干角度を小さくしてようやく回せました。

そして取り外し。ここまで大体30分足らず。

目的であったボックス清掃とフィルター交換作業を行いました。

そして元あった場所へと戻して一時間も要りませんでした。

実際使ってみての感想は、写真のようなボルトへのアクセスでも力を
入れやすかった事は間違いなかったです。
 
  DSC00573

インターネットで今回の作業時間を調べてみると平均で約40分~一時間程度の
作業と書いてあり、不器用な自分でもその時間内に収まったので私の不器用さを
知る人ならスイベル式ラチェットレンチの性能に納得いただけると思います。(笑)

製造現場での機械トラブル対応で、内部にぎっしりと隙間が無いくらい部品がある
設備機器でも、いろんな角度からボルトにアクセスできるので、工具の選定をして
あれもダメこれもダメと収まる工具を探すより、スイベルの角度を調整して回すことで
作業も早く容易に行えて、メンテナンス作業時間の短縮が出来ると思います。



製品についてのお問い合わせはコチラをクリック