㈱鬼柳の千葉です

このところまた震度4以上の地震が頻発しています。

テレビ、新聞などでも箱根山、浅間山等々のニュースが飛び交っています。

先の震災のような経験は二度としたくありませんが
地震大国の日本、

「いつでも、どこでも大地震発生の可能性がある」という事なのでしょうか?
地震に直面した際、工場の場合は家庭やオフィスとは抱えている不安や
リスクが異なると思われます。
 
1・資産(設備)の損傷での被害額がとてつもない。
2・生産ができなくなると流通がストップ、シェアが流出。
3・設備が動いてしまうと損傷以外に再設置の時間とお金がかかる。
4・対策をしていないと顧客からの信用が得られない。
5・敷地が広いので避難場所として利用される可能性が高いが、備蓄して
 おくべき物品や量がわからない。

上記以外にもたくさんのリスクがあると思われますが・・・。

調べてみると地震対策には「耐震」や「制震」や「免震」といった様々な方法が
あるようです。

耐震・・耐力壁を増やしたり、接合部を固めて地震に耐える工法。
    揺れに対して力で抵抗する構造です。
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制震・・建物の構造の一部に「制震装置」を組み込み、建物に伝わった地震の
    揺れを吸収する構造のことです。
    主な制震装置としては、ゴムダンパーとかオイルダンパーがあります。


免震・・設備と床面の間に「免震装置」を設置することによって、揺れを対象物に
    伝え難くする仕組みのことです。
    免震装置が揺れを吸収するため、地震の揺れを直接伝えない構造に
    なっています。読んで字の如く地震の揺れから免れることができます。

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3つの地震対策には各々に長所や短所があって、地面からの揺れを軽減する
点で比較してみると・・・

 耐震・・ほぼ0%減
 制震・・20~50%減
 免振・・85~90%減

というようなデータもあるようです。

揺れの軽減率や二次災害を避けるには「免震」や「制震」による地震対策が
もっとも有効であると思われますが、「免震」や「制震」の最大のデメリットは
導入コストにあります。


確かに導入コストだけで比較すると、耐震<制震<免震というような形には
なりますが、物を守る目的だけではなく者(人)を守る目的で考えると一概に
導入コストだけでは決めれないのかもしれません。

あの震災以降、皆さまは様々な地震対策を施されてきた事と思いますが
今一度、「物」だけではなく「者」を守る視点で今の地震対策で大丈夫なのか?
というのを考えてみては如何でしょうか?



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