(株)鬼柳の葛西です。

ここ数年ですが、当社でもユーザー様から図面を元に部品の製作依頼をいただく事が
増えてきております。
その中でも現物をお借りして図面化し部品を製作するケースが多くなってきているという
話も聞きますので、今回は「寸法公差」と「幾何公差」について、ちょっと触れたいと思います。

そもそも寸法公差と幾何公差の違いについてですが、寸法公差とは、長さ・幅・直径など
実際の大きさを指し、サイズ公差で、2点間距離のあるべき大きさからのばらつきを指示する事で
ごく一般的に使われている公差です。


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つまり、特に指示のない場合は任意の2点間距離を測定すればよいということになるので
乱暴な言い方をすると、上図のように曲がったものが出来上がっても、寸法公差指示だけでは
不良品とは言えないことになります。

こういったことをカバーするのには、下図のように真直度という形状公差を付記することで
曲がりを0.08以内に規制できます。


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加工する上で、ある程度そりやうねりが発生することが避けられないと判断した場合に
メーカーは寸法公差のど真ん中より少し小さ目を狙うことによって「不良品」や「お釈迦」を
作らないことができると思います。

お釈迦は発注した側も受注した側も気持ちが良いものではないですし、余計なコストアップにも
繋がるので、図面などの指示によって防げるのであれば、そうしたいものです。