(株)鬼柳の葛西です。
環境や人体への負荷が少なく、コスト削減の両面から金属加工の現場では
水溶性切削液の使用が主流となっていますが、水溶性切削液は水分が
主成分であるため細菌類の繁殖が原因の腐敗臭が非常に発生しやすく
対策に頭を悩ませている方も 多いのでは?と思います。

今回ご紹介するのは、全く新しい概念の切削(研削)液です。

大きな特長としては、以下の特長が挙げられます。
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このオニオンライクカーボン(ナノカーボン)というのは1ミクロンより更に小さい
粒子なんだそうです。

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このナノカーボンが切削液に含まれており、例えて言ううなら一般的な切削油(研削油)は
油分で摩擦抵抗を下げていて、今回紹介する切削液はカーボン粒子がベアリング玉の
代わりを果たしており、摩擦抵抗を下げているようなイメージです。

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当然、摩擦抵抗が低く発熱も少ないので、熱の影響に依る寸法変位(品質安定)や
高速回転・高送り(生産性向上)など付帯効果も期待されトータルコストダウンも期待されます。

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水溶性切削油剤の一般的な使用環境は,温度・水分・栄養源の三要素から考えると
微生物が生育,繁殖するための好条件下にあります。
したがって腐敗による雑菌の発生は,工場内の作業環境(人体への影響、加工精度
工具の寿命)を確実に悪化させます。
また、工場周辺地域の公害問題等にまで発展するケースもあります。

心配されるナノカーボンが機械の摺動部に入り、噛む事はありませんし、機械内部が
ナノカーボンで真っ黒になる事はございません。

あと、機械内部の塗装が剥がれる事はございません。

各種環境規制についてもPRTR法・RoHs指令・GHS・REACH規制など非該当と
なっておりますので、安心してお使いできると思います。

水溶性切削油の管理や油性切削油からの切り替えでお悩みの方がいらっしゃいましたら
一度当社へご相談くださいませ。



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